#11 低酸素応答のクロストークについて考えてみる
#11 低酸素応答のクロストークについて考えてみる 前回、さまざまな低酸素応答の存在を紹介した。 低酸素応答の制御は主にイオンチャネルの活性で説明のできる頸動脈小体、肺動脈によるものであっても、感知器、実行器の素子の発現…
#11 低酸素応答のクロストークについて考えてみる 前回、さまざまな低酸素応答の存在を紹介した。 低酸素応答の制御は主にイオンチャネルの活性で説明のできる頸動脈小体、肺動脈によるものであっても、感知器、実行器の素子の発現…
#8-HIF-1の活性化と低酸素センシング機構-歴史編 hypoxia-inducible factor 1(HIF-1)は、erythropoietinの発現調節に関わる転写因子として単離された。 cDNA単離に続き、…
#6-hypoxia-inducible factor 1またはhighly involved factor 米国ボルチモア市のJohns Hopkins 大学の小児科医Gregg L. Semenza博士は、1980年…
#5-低酸素誘発性の遺伝子発現変化と転写因子 遺伝子発現、蛋白質新生をともなう低酸素応答は時間や日の単位で表現型が明らかになってくる。このような低酸素応答においては細胞内の遺伝子発現の制御を司る転写因子の役割が大きい。 …
4-様々な低酸素応答 生体にはさまざまな低酸素応答が存在する。 頚動脈小体-舌咽神経、大動脈体-迷走神経を介して動脈血酸素分圧の低下のシグナルが呼吸中枢に送られるものが教科書的には知られている。動脈血酸素分圧が60 mm…