#13-02 陽性クローンが取れた!!

紆余曲折を経たスクリーニングの結果、陽性クローンが取れてきた。 しかし数がすくない!! 以前の経験から考えると格段に数が少ないわけです。かなりやばい感じがしました。しかも1:1のアッセイではそうまあまあの強さのものもある…

#13-01 多難な船出

GLSの研究室ですることは決めていたので早々にplasmidの回収などの仕事を始めた。 研究室は京都の麻酔科の研究室と比較しても見劣りするような設備でかなり心配したのだが,ぼくが計画したものは分子生物学の基本的な研究だっ…

#7 酸素の流れ

#7 酸素の流れ HIF-1について考える前に生体内の酸素の流れを考えてみます。 培養細胞を用いた研究がどれくらい生体での低酸素応答と対応しているかを考える基礎となると思います。 培養細胞を用いた”低酸素”では、従来、2…

#5-低酸素誘発性の遺伝子発現変化と転写因子

#5-低酸素誘発性の遺伝子発現変化と転写因子 遺伝子発現、蛋白質新生をともなう低酸素応答は時間や日の単位で表現型が明らかになってくる。このような低酸素応答においては細胞内の遺伝子発現の制御を司る転写因子の役割が大きい。 …

#4-様々な低酸素応答

4-様々な低酸素応答 生体にはさまざまな低酸素応答が存在する。 頚動脈小体-舌咽神経、大動脈体-迷走神経を介して動脈血酸素分圧の低下のシグナルが呼吸中枢に送られるものが教科書的には知られている。動脈血酸素分圧が60 mm…